独立を目指す方へ

独立を目指すために

開業、事業承継どちらを選んで独立するにしても、必要な準備は同じです。準備しなければならない重要なポイントとして挙げられるものが、動物医療、マネジメントスキル、経営スキルの３つになります。開業と事業承継をどちらを選ぶかのポイントについてはこちらにも記載しております。

 

動物医療

動物医療は言うまでもなく、独立するにあたり、必ず必要なスキルです。近年、獣医療の発展に伴い、CT導入病院も増加傾向にあります。動物の病気は進行が早いので、自院にCTがあることは間違いなく早期の診断、治療につながり、動物にとってメリットになります。数年後はさらに増えて、もしかしたらCTが無い病院は選ばれにくくなるかもしれません。このように、医療の発展に伴って重要になるのが、独立して５年後、１０年後にどこまでの医療レベルを目指すかです。独立すると、医療以外の仕事が増えるので、なかなか医療の勉強する時間をとりにくくなります。独立を目指す方は今のうちからどのレベルの医療を提供したいのかをしっかり考えていきましょう。

マネジメントスキル

独立すると、自分がリーダーとして、そして全ての責任者として部下をマネジメントしていかなければなりません。病院の規模が大きくなるにつれて、人数も増えていきます。そして、人数が増えると必ずといっていいほど、人間関係によるトラブルが発生します。また、同時に人為的ミスによる医療トラブルも出てくる可能性も大いにあります。このようなトラブルが発生すると、一気に組織が崩れてしまう危険性もあります。そのため、どの規模になると、どのようなトラブルが発生するか、そしてその予防策として必要な仕組みを学んでおく必要があります。独立を目指す方はマネジメント方法についてもしっかり学んでいきましょう。

 

経営スキル

経営スキルには、バックオフィス業務をはじめ、動物医療以外の様々な業務が含まれます。同時に、規模を大きくするために重要になるのが、論理的思考やマーケティング思考になります。では、病院の規模を大きくする必要があるのか？という点ですが、事業は常に成長していかなければ、飼い主さんにも選ばれなくなってしまう可能性もあります。そこで、事業を大きくするためには、競合分析やその地域の人口動態など様々な情報を知り、その環境の中で自分たちの強みをどう生かしていくか？そしてどう広めていくか？といことを考え続けなければなりません。そしてその考える力のベースにあるのが、論理的思考です。こちらも独立前に身につけておかなければならないスキルの１つになりますので、ぜひ身につけていきましょう。

教育体制について

医療面においては、入社後早い段階から経験を積むことで、将来、総合医療（分院長）、先進医療、救急医療、介護福祉医療（老犬ホーム支援など）、国際医療支援など、様々な分野で活躍できるよう教育プログラムを整えています。これは、代表の張本が半年で分院長になったことに基づき、プログラムを作成しています。また、医療面だけでなく、豊富な研修制度も準備していますので、独立後、規模を拡大していく夢を持っている方はこのプログラムを経験することで必ずプラスになります。